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『これ描いて死ね』に似たアニメ・漫画ランキングBEST10【2026年最新】

離島の女子高生が「漫画、描いてみたい」と一歩を踏み出すだけの話が、どうしてあんなに胸を焼くのか。『これ描いて死ね』を読み終えたあと、あるいはアニメを見終わったあと、同じ熱をもう一度浴びたくなった人は多いはずです。この記事では、創作の衝動という一点で本作と響き合う10作品を、作品情報を確認したうえでランキング形式で紹介します。

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『これ描いて死ね』とはどんな作品か

とよ田みのるが『ゲッサン』(小学館)で2021年12月号から連載中の漫画です。舞台は東京から南に約120キロの離島・伊豆王島。作者の故郷である伊豆大島がモデルになっています。主人公は王島南高校1年の安海相。愛読していた『ロボ太とポコ太』の作者「☆野0」が10年ぶりにコミティアで新作を出すと知って本土へ渡り、そこで「漫画は自分でも描ける」と気づきます。しかも憧れの☆野0の正体は、日頃「漫画は嘘」と切り捨てる国語教師・手島零だった——という導入です。

マンガ大賞2023の大賞、第70回小学館漫画賞を受賞。単行本は2026年7月10日発売の第10巻まで刊行されています。TVアニメは2026年7月3日から日本テレビ系「フラアニ」枠で毎週金曜23時30分、全国30局ネットで放送されています。

面白いのは、登場人物の姓が漫画史へのオマージュになっている点。安海・手島・赤福・藤森・石龍・寺村の頭文字は、安孫子素雄(藤子不二雄Ⓐ)、手塚治虫、赤塚不二夫、藤本弘(藤子・F・不二雄)、石ノ森章太郎、寺田ヒロオに由来します。

「似ている作品」の選び方

似ている、を「絵柄が近い」で選ぶと外します。この記事では次の3軸で選定しました。

  1. 漫画・創作そのものが主役であること
  2. 仲間と一緒に作る過程が丁寧に描かれること
  3. 夢の光と影、つまり歓びだけでなく挫折も描くこと

『これ描いて死ね』は本編の明るさと、顧問・手島の過去を描く前日譚『ロストワールド』の苦さが交互に来る構成です。この二面性を持つ作品ほど、上位に置いています。

ランキングBEST10

1位:映像研には手を出すな!

大童澄瞳が『月刊!スピリッツ』(小学館)で連載中。既刊10巻(2026年1月時点)。浅草みどり・水崎ツバメ・金森さやかの3人が高校でアニメを作る話です。「作りたいものを作る」という一点だけで動く純度の高さが本作に極めて近い。2020年に湯浅政明監督でTVアニメ化、同年に実写ドラマと実写映画も公開されました。妄想が画面に溢れ出す表現の遊び心も、とよ田作品の作風と共鳴します。

2位:バクマン。

原作・大場つぐみ、作画・小畑健。『週刊少年ジャンプ』で2008年から2012年まで連載、全20巻。NHK教育(Eテレ)で3シリーズ全75話がアニメ化され、2015年には実写映画も公開。『これ描いて死ね』が「プロを目指す手前の衝動」を描くのに対し、こちらは連載・アンケート・打ち切りという商業のルールを真正面から描きます。手島零の過去編を読んで刺さった人にこそ効きます。

3位:ルックバック

藤本タツキが2021年7月に「ジャンプ+」で発表した読み切り。単行本は同年9月刊行。2024年6月28日に押山清高監督・スタジオドリアン制作で劇場アニメ化されました。藤野と京本、二人の少女が漫画を描き続ける物語。安海相と藤森心の合作関係を思い出す人は多いはずです。ただし読後感はかなり重い。覚悟して読んでください。

4位:G戦場ヘヴンズドア

日本橋ヨヲコが『月刊IKKI』(小学館)で2000年から2003年まで連載。全18話・全3巻で、のちに完全版も刊行されています。漫画を愛する鉄男と、人気漫画家の父を憎む町蔵。正反対の高校生が「表現」の戦場に踏み込む話です。10作中もっとも刃が鋭く、「描くとは何か」を突きつけてきます。3巻で完結するので入口としても優秀。

5位:まんが道

藤子不二雄Ⓐによる、漫画家漫画の原点。満賀道雄と才野茂がトキワ荘で腕を磨く自伝的作品で、続編『愛…しりそめし頃に…』は全12巻で完結しています。前述のとおり『これ描いて死ね』のキャラクター名の由来でもあり、作中の随所に影響が見て取れます。原典を知ってから読み返すと、細部の意味が変わって見えます。

6位:アオイホノオ

島本和彦が『ゲッサン』で連載中。既刊33巻(2026年8月時点)。1980年代初頭、芸大生・焔燃が漫画家を目指して七転八倒する自伝的コメディです。第60回小学館漫画賞一般向け部門を受賞、2014年にテレビ東京でドラマ化。『これ描いて死ね』と同じ『ゲッサン』掲載で、「才能に焦る側」の視点が徹底的にギャグとして描かれます。読むと不思議と手が動きます。

7位:重版出来!

松田奈緒子が『月刊!スピリッツ』で2012年から2023年まで連載、全20巻。第62回小学館漫画賞(一般向け部門)を受賞し、2016年にTBS系でドラマ化されました。主人公は新人漫画編集者・黒沢心。作家だけでなく編集・営業・書店員まで含めた「漫画が読者に届くまで」の群像劇です。赤福幸のような批評する側の面白さが好きなら、迷わずこれ。

8位:ブルーピリオド

山口つばさが『月刊アフタヌーン』で連載中。既刊19巻(2026年5月時点)。マンガ大賞2020大賞、講談社漫画賞総合部門を受賞し、2021年10月にTVアニメ化、2024年8月には実写映画も公開されました。題材は漫画ではなく美術ですが、「好き」を仕事にする途中の苦しさの解像度が非常に高い。藤森心の描く側としての葛藤に共感した人向けです。

9位:かくしごと

久米田康治が『月刊少年マガジン』で連載、全12巻で完結。2020年4月から6月にかけて全12話でTVアニメ化され、劇場編集版も公開されました。漫画家である父・後藤可久士が、娘に職業を隠そうと奔走するコメディ。笑って読ませておいて、後半で漫画家という職業の切実さを差し出してきます。『ロストワールド』の苦さが好きな人ほど効く一作です。

10位:星屑テレパス

大熊らすこが『まんがタイムきらら』(芳文社)で連載中。既刊6巻(2026年6月時点)。2023年10月にTVアニメ化、2024年にはテレビ東京系で実写ドラマ化もされました。人と話すのが苦手な小ノ星海果が、仲間とロケットを作って宇宙を目指す青春ストーリー。題材は漫画ではありませんが、少人数で何かを作り上げる部活ものとしての手触りが本作にとても近いです。

迷ったときの読む順

熱と勢いで押されたいなら『アオイホノオ』。短時間で一撃を食らいたいなら『ルックバック』か『G戦場ヘヴンズドア』。アニメから入りたいなら『映像研には手を出すな!』か『バクマン。』。業界の仕組みを知りたくなったら『重版出来!』。この4パターンで選べば、まず外しません。

よくある質問

Q. 『これ描いて死ね』は完結していますか?
いいえ。『ゲッサン』で連載中で、単行本は第10巻まで刊行されています(2026年7月10日発売)。

Q. アニメはどこから見ればいいですか?
2026年7月3日から日本テレビ系フラアニ枠で放送中の第1話からで問題ありません。原作第1巻から始まる構成です。

Q. タイトルが強すぎて手が出ません。
作者のとよ田みのる自身が「強すぎたと後悔もしている」と語っており、読者が考案した『これ描いてSHINE』という改題案に触れたこともあります。中身は極めて優しく前向きな青春漫画です。

まとめ

『これ描いて死ね』が刺さった理由は、うまくなることでも売れることでもなく、「描きたいから描く」という衝動そのものを主役に据えたからでしょう。今回の10作品は、その衝動を別の角度から照らし直してくれる作品ばかりです。読み終えたあと、机の上のノートに手が伸びていたら、それが一番の証拠になります。

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