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【怖い話】この夏最恐の実話系怪談ホラー本7選!

いよいよこの季節がやってきました。

幼き頃から怪奇大百科などを買い漁り、心霊・怪奇もの専門家の僕が厳選した怪奇本を7冊ご紹介します。

新耳袋

百話を完結させると怪しいことが起こると語り継がれる「百物語」。自ら蒐集した怪異現象の数々によって「百物語」のスタイルを現代によみがえらせ、一大怪談ブームの火付け役となった稀代の怪談実話集です。

まさに、実話系怪談のパイオニア的金字塔です。

伝説の作品ですね。

山野牧場などの名作がてんこ盛りです。

たくさんの話が短く端的にそしてきちんと怖あので、サクサク読むもよし、ゆっくり少しずつ読むよし。

…不思議な話というのはたくさんあるものだな…と思わされた1冊だった。99話の中には、説明が付く不思議もいくつがあった。しかし、やはりそうではない話が多い。

霊に関する話はやはり怖い。相手に話が通じないまま怖い目に遭うからだ。しかも自身が住んでいる家などで起きるのが困る。そうではなく違う場所で起きることに関しては、近づかないという防御ができるのだろうが…。

路上に出た不思議な話の中で、「峠のホットドッグ屋」は、多分遭遇した体験者たちも、一瞬そこに存在した屋台のホットドッグ屋の方もお互いに「えっ!!」と思うような不思議だったと思う。物理的な説明はできないが、ばらばらな2つの時間と場所がどういうわけか重なって起きたことだと感じた。

神域に関する話は少し感覚が違う。神域は向こうのテリトリーだからだ。ルールを守らなければ当然怒りを買う。しかし、「神社の犬」の話はなんとなく心安らぐ話だった。

90年に発売された扶桑社版の新耳袋。あの頃の怪談話は、怪異とその謎解きがセットになってるものばかり。
怪異だけを淡々と綴るスタイルはここから始まった。最初に図書館で見つけ、すごく新鮮だったのを覚えてる。
友人にこれはきっと流行るよと言いふらしたものだった。
頭を空っぽにしたい時、読み返す本。何度読んでも飽きない。

Amazonレビューより引用

このようにAmazonのレビューでも高評価です。

夏には必須のアイテムですね。

九十九怪談

友人から久しぶりに電話があり、大学時代の仲間と同窓会をやろうと言う。当日、懐かしい顔が集まったが、肝心の友人が来ない。

そのとき電話が鳴って……。

自分でも気づかないうち、学校のノートに「のんちゃん」とびっしり書いていた。のんちゃんって誰だ? 初めはまったく思い出せなかったのだが……。

累計100万部を突破した怪談のベストセラー「新耳袋」の木原浩勝が放つ現代百物語の新スタンダード、待望の文庫化です。

「九十九怪談」は新耳袋が、終わってから新たに毎年1回刊行されていた人気シリーズで夏の風物詩でした。

今では、文庫版も出て買いやすくなっています。

こちらは、新耳袋の木原さんの本です。

新耳袋のスタイルを踏襲した名作です。

最近、複数の作家が書いた、怖い話を読んだがいまいち。

この本をよみ、怪談を読む楽しさがよみがえった。
件の作家陣はコロナ禍という中で書かれた本だから取材しづらかったのだとは思うけど。

このシリーズはほとんど持っている。私は昔から霊にはいてほしいと思っている。死んだら0になるのは寂しすぎるってけれども本当に霊に会うのは怖い。もしかしたらいるかな、と思わせてくれる本が好きなのだ。短くて本当いあったかなと思わせてくれる本書は楽しい。

魂、命、それらの繋がりが関連した不思議な話が多かった。
確かに後からじわっとくる怖さがある話は多々あるものの、本当に怖い話、が好きな人には向かないかもしれない。
けれど、この世にある不可解な出来事『怪』を集めた話なので、これは成立していると思う。
個人的には怖い話と言うよりも、現代において人との繋がりや命の尊さ、亡くなった人に対しても生きている人間同様の敬意を払って生きることを学んだ一冊だった。

不思議な話、ちょっと恐い話、すごく恐い話などあり、
1話が短いのでとても読みやすくもあり、
おすすめできます!

Amazonレビューより引用

個人的にはこれもかなりオススメです。

ゾクッとする瞬間が多いです。

怪談狩り

六甲山を取材中にテレビのロケ隊が見たモノ、風俗嬢を見つめる顔、演劇部に伝わる黒い子供、遺体に肩をたたかれた納棺師の体験談……。現実世界の歪みから涌き出る、ふとした恐怖、ぬぐえない違和感を狩り集めるという本です。

こちらは、新耳袋の中山市郎さんの本です。

中山さんの本はなまなりさん以来の購入
新耳袋の空気感があり全編通して楽しく読めた
印象に残っているのは心霊スポット巡りが趣味だった夫婦の話…

ここ最近の話を集めた本かと勝手に思い込んでいましたが
6年前にTVで披露していた話も入っていたのそうでもない模様

木原さんのように無理して毎年出さなくていいので
またいつかこのような本を書いてくれるのを待ちたいと思います

中山さんの本は木原さんとの共著、新耳袋しか読んだことがありません。
ですので今回は中山さん単独の怪談本として興味があり拝読しました。内容としては、
時間をかけた分、しっかり取材などを行っていたのか新耳袋の頃に感じていた怖さが蘇ってきました。
文章も読みやすく100話に近づくたびに読み終わるのがもったいないと言う新耳袋の頃に感じた、
気持ちも当時のままで久しぶりに一気に読んでしまった怪談本でした。

おもしろい。でも、恐い。
新耳的に、たんたんと語られます。
新耳ファンは、ぜひ。

Amazonレビューより引用

とにかく、新耳袋コンビが著者になっているとかなり安心して読めます。

新耳袋世代に刺さりまくる世界観というのでしょうか独特の異世界へ連れて行ってくれる天才コンビです。

忌み地 怪談社奇聞録

怪談社の糸柳寿昭と上間月貴が全国各地の忌み地、いわくつき物件を中心に取材。

ふたりが足で集めた情報をもとに作家・福澤徹三が取材のプロセスや現場の状況を書き起こした前例のない怪談実話集。

糸柳と上間は事故物件が集中する地域で、恐るべき怪異の連鎖に遭遇する。

歴史から忘れ去られた戦慄の真相とは?という文句で各地の怪奇現象の発生する地を取材いていくという作品です。

近年実話系ホラーでは、欠かせない福澤徹三も参加してして非常に面白く読みごたえがあります。

怪談話を映像で見るよりも、なまなましく、また興味深い。短編にまとめられているため、かなり読みやすい。とてもお勧めです。取材による深堀が素晴らしい!

怪談収集を生業にしている出版社と怪談師が怖い話を求めて、各地をいく。
怪談といえば稲川淳二で止まっていたので、こんな人たちもいるのだとアップデートした感じ。

怪談を聞いてく過程で、いろいろな怪奇現象がじつは同じ場所あたりからきていると気づく件がある。
これは、けっこう怖い。
浄化されないその場所で、どんどん溜まっていく悲惨な事件。
大島てるさんがそういった事故物件をまとめているのだが、そのサイトを見るとそういった事実がわかるらしい。

井戸がなんで怖いのかはわからないのだけど、ヤバイ物件には水が関わっているというところもなんとなく、現実味があってこわい。

実話怪談が好きなんですが、本で読むより怪談師の話を聞くのが好きだったので、怪談本とは何十年も疎遠でした。
最近は怪談話に免疫力が付いてしまって、恐怖と言うより好奇心というか。世の中にはまだまだ説明がつかない事が多いんだなぁ、と興味津々なんです。
怪談社さんの事はシーハナがきっかけで知りました、シーハナも大好きです。
短編集でサクサク読み進められました。
恐怖心を煽る様なチンプな本ではありませんね。怪異も怖いけど、そこにいる住人の皆さんの本音や、でも何故か言いたがらない感じとかがまたさらに怪異に信憑性を持たせる。。。
面白かったです。
忌み地 弐 も買います(笑)

Amazonレビューより引用

非常に読みやすく新しい時代の幕開けを予感させる名作です。

怪談和尚の京都怪奇譚

京都の怪談名人の、ぜんぶホントの怖~い話

死者からの電話、人形の怨念、線路にしゃがむ老婆……。
京都の古刹・蓮久寺の住職が相談を受け体験した、怖くて、ホントで、不思議な実話の数々を集めた本。

表紙からはおちゃらけた感じの三木和尚ですが、中身は別物舐めてたらゾクゾクが止まらなくなりました。

ちょうど8月お盆休みに読みました。
怖さはそれほど感じなかったのですが、死後の世界や人の死についてや、日頃の忘れがちな事を思い出させてくれました。
不思議なんですが、亡くなった両親のお墓詣りについて。情け無いことにお盆の時に行ったことがなくて(命日にはありますが)何故か今年は行かなければ!という気持ちが出てきて。そんな時にこの本を手に取ったので、なおさら行かなければという気持ちになりました。
お経のこと少し調べてみようかなとも思いました。
読後感は不思議とあったかい気持ちになりました。

軽くておどろおどろしたものではなく、読後感は爽やかで心あたたまります
生きている人間の持つ本能が脈々と伝わって来ているのだと改めて思います
文体も優しく丁寧な文字使いが宜しいと思います。

人は死んだ後、どーなるの?
と、あるいは生まれる前はどこにいたの?
と、コワイよりも人生の輪廻転生を
因果応報をカンガエさせられる
実話てんこ盛りで、よかったです。
続編も読んだので、3冊目も希望します。!

Amazonレビューより引用

ちょうどお盆に読むのがおすすめです。

ご先祖様のお話とかためになること請け合いです。

拝み屋怪談 怪談始末

戸の隙間から覗く女の目。著者が長年つきまとわれている謎の少女。毎年の盆に名前を呼ぶ声。決して語ってはならない封印怪談。第5回『幽』怪談実話コンテスト大賞受賞した「拝み屋怪談」シリーズの原点です。

こちらも有名な拝み屋シリーズ。

非常にリアルでおどろおどろしいのが特徴で、かなり読みごたえがあります。

漫画にもなっていてこちらもかなり怖いです。

また読みたくなったので買いました。郷内さんの怪談は怖くて、それでいて不思議な話がたくさんあって好きです。

従来の怖い話の展開とは違う。本人の体験に基づいている話だから。

Amazonレビューより引用

とにかく本当の、霊能力者の実体験なのでリアリティが違います。

しかも、解決まで詳細に記されているので特にそこが特徴ですね。

顛末がいかなる場合でも判明します。

事故物件怪談 恐い間取り

殺人、自殺、孤独死…etc「ワケあり物件」の不思議な話を、間取り付きで紹介します。

事故物件とは、前の住人が自殺・殺人・孤独死・事故などで死んでいる部屋や家のこと。
そんな「事故物件」を転々としている、「事故物件住みます芸人」の松原タニシ、初の書き下ろし単行本!

◎ 世の中を震撼させた殺人犯が住んだ部屋
◎ 住むとひき逃げに遭う部屋
◎ 気絶するように体調が悪くなる部屋
◎ 前の住人も前の前の住人も自殺している部屋
◎ 二年に一回死ぬ部屋
◎ 住人がすぐに出ていく部屋
◎ 霊感があると住めない部屋
◎ 特殊清掃アルバイトをやった部屋
◎ インターホンに老人の幽霊が映る部屋
◎ 黒い人がゆっくり近付いてくる部屋
◎ 中庭に墓石のある長屋
◎ 黒いシミが浮き出てくる部屋
◎ 天井の穴から男の顔が突き出ている部屋
◎ インターホンに謎の声が聞えた部屋 

などなど実際に著者がすんで出くわした怪異のことがかいてあります。

住居という身近な怪談には震え上がります。

こちらは、映画化もされ有名です。

YouTube公式ストアより引用

どんなに怪談が好きな人でも、恐怖の根源を眺めながら暮らしたい、という人は少ないだろう。鬼の生首や僧侶のミイラといった呪物(フェティッシュ)と共に暮らしたい人間は稀だ。

 だが、不動産屋は知っている。「部屋」もそれらと同じ呪物なのだ。この世界には、得体のしれない存在が巣食う部屋が確かにある。経験上、彼らは知っているが、黙っていた。大島てるが現れるまでは。

 彼の地図がなければ「残穢」も「事故物件住みます芸人」も生まれなかった。私たちは呪物の中で暮らしていた、ということを彼はバラしてしまった。
 古い人形や墓石や生首といった呪物と暮らす筆者をみて「なんと物好きな人か」と呆れる読者もいるだろう。
 だが私たちも同じなのだ。毎日、小さな箱の中で、得体のしれぬ存在と共に寝食を共にしている鈍感な人々。それが不動産屋からみた私たちの姿なのだ。

タニシさんの良い所は、わざとらしくないところ。自然体で優しくて思いやりも感じます。体験談を淡々と語る数少ないオカルトテラーだとおもいます。シンプルで読み易く、真実味が伝わりました。他の作品も読みたいです。

お爺さんの写真は他の方から聞いたお話の中にあったやつだったと思いますが、インターホンの画面に知らない爺さんが写ってたら普通に怖い。
間取り、とあったのでひたすら事故物件の部屋を紹介するのかと思ってたが、心霊スポットでの体験談も入ってた。
又聞きじゃない実際に行った心霊スポット体験談は好きなので個人的にはOK。
写真がいちいち怖く感じるのは何故だろう。白黒だから?
静かな語り口で描写されており、事実を述べる(多少の考察もしているが煩くない)だけに留まっているのがより実話感が出ていて良かったし、読みやすかった。

Amazonレビューより引用

こちらも、初めて読んだときは衝撃でしたね。

わざわざ、住む芸人がいるなんて!

とにかくそれだけで面白い作品です。

まとめ

ここまでいかがでしたでしょうか。

どれも私が幼き頃から培った怪奇センサーにビンビンに引っかかった珠玉の怪談集です。

今年の夏は暑いといわれています。

身体の内側から冷やしてみるのもいいかもしれません。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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